冬の朝、蛇口をひねるとお湯が出る。わが家でもそれが当たり前になってから随分経つ。
子供の頃は、冬の水は切れるように冷たいものだった。ばしゃばしゃっといい加減に顔を洗うと、それではダメだと叱られたが、一方で、お湯を沸かしてくれた。少し大きくなると、その薬缶を自分で運び、洗面器の水に足してつかった。水道が凍ってしまうこともよくあり、これまた薬缶のお湯を屋外の水道管にかけにいった。
このところ、若年者による、常識では考えられないような犯罪が頻発している。なぜ、小学6年生の女の子をうまく指導できないからといって、殺そうということになってしまうのか、23歳にもなる男が。
飛躍しすぎかもしれないが、冬の朝の水のような、ちょっとつらいけれどみんな我慢し、自分も我慢することを覚えていく、成長過程でのそういう当たり前の経験の不足が、遠因にあるのではないだろうか。親、そして周囲の大人は、子供に対し、小さい時からストレス耐性を身に付けさせるよう、もっと意識すべきなのだと思う。
Thursday, December 15, 2005
Wednesday, December 14, 2005
ガジャルド
FMでホセ・マリア・ガジャルド・デル・レイ作曲、ギター演奏の「カリフォルニア組曲」を初めて聞いた。
美しい曲だ。
ガジャルドは、スペイン出身とのこと。
カリフォルニアとスペインといっても、曲には米墨戦争を思い起こさせるような要素は全くないのだが、ぼくの頭の中でこの二つに結びつくのは、戦争を勝利に導いた提督の名前。
13年前だったか、アメリカからCIRとして茨城に来ていた友人の案内で、カリフォルニアを車で旅した。途中モンタレーで、彼が誇らしげにこれを見ろと言ったのが、Sloat Avenueの標識。道路に名を残したスロート提督は、彼の祖先だったのだ。
ガジャルドに戻る。この曲のはいっているCDには、彼が弾くバッハやピアソラの曲もあった。先ほどアマゾンで注文した。
美しい曲だ。
ガジャルドは、スペイン出身とのこと。
カリフォルニアとスペインといっても、曲には米墨戦争を思い起こさせるような要素は全くないのだが、ぼくの頭の中でこの二つに結びつくのは、戦争を勝利に導いた提督の名前。
13年前だったか、アメリカからCIRとして茨城に来ていた友人の案内で、カリフォルニアを車で旅した。途中モンタレーで、彼が誇らしげにこれを見ろと言ったのが、Sloat Avenueの標識。道路に名を残したスロート提督は、彼の祖先だったのだ。
ガジャルドに戻る。この曲のはいっているCDには、彼が弾くバッハやピアソラの曲もあった。先ほどアマゾンで注文した。
Monday, December 12, 2005
体重感覚?
毎日のように体重計に乗る。健康を気にしてというより、単なる癖。
それで気づいたのだが、測る前に、だいたい今日は何キロという見当がつくのだ。それも、0.2kgか、せいぜい0.4kgぐらいの誤差で(うちの体重計の最小計量単位は0.2kg)。
どうしてこんなことが可能なのか。重力を感じる神経はあるだろうが、それは、その神経の末端付近にかかる重力についてしか捉えていないはず。とすると、脳が、全身の神経から入ってくる重力情報を積算しているのか。まさか。
などとしばしまじめに考えた末の、現時点での仮説。
食べ過ぎたあと、お腹が重いと感じる。あれに近い機能が働いているのではないか。これは、重力感覚とはもしかすると違うかもしれない。例えば、胃・腸周辺の血液中の糖とか脂肪の量についての化学的感覚、あるいは、胃・腸からの圧迫度合いについての皮膚感覚など。
そういう感覚、体感であっても、実際の体重と密接な関係はあるはず。
そしてその体感は、何度も何度も計量しているうちに、例えば68kgのときはこんな感じ(お腹あたりがちょっと軽い)、70kgのときはこんな感じ(お腹あたりがちょっと重い)というふうに、体重の数値と結び付けられて記憶されているのではないか。その記憶中のデータベースを参照することにより、現在の自分の体感を引数として体重が推量される。そんな仕組みではないだろうか。
昨日、今xx.xkgぐらいだなと思ってから、水を500ml程飲んだ。その後体重を測ったら、さっき推定のxx.xkg。つまり0.5kg分外れてしまったわけだが、これも、血中の何かの量についての化学的感覚を出発点として体重を推量しているためと考えれば、説明できるかもしれない。重力感覚と異なり、水を飲んでもこちらの感覚は変わらないわけだから。まあ、単に昨日はいつもより推量の誤差が大きかったのかもしれないが。
こういう研究は、既になされているのだろうか。
それで気づいたのだが、測る前に、だいたい今日は何キロという見当がつくのだ。それも、0.2kgか、せいぜい0.4kgぐらいの誤差で(うちの体重計の最小計量単位は0.2kg)。
どうしてこんなことが可能なのか。重力を感じる神経はあるだろうが、それは、その神経の末端付近にかかる重力についてしか捉えていないはず。とすると、脳が、全身の神経から入ってくる重力情報を積算しているのか。まさか。
などとしばしまじめに考えた末の、現時点での仮説。
食べ過ぎたあと、お腹が重いと感じる。あれに近い機能が働いているのではないか。これは、重力感覚とはもしかすると違うかもしれない。例えば、胃・腸周辺の血液中の糖とか脂肪の量についての化学的感覚、あるいは、胃・腸からの圧迫度合いについての皮膚感覚など。
そういう感覚、体感であっても、実際の体重と密接な関係はあるはず。
そしてその体感は、何度も何度も計量しているうちに、例えば68kgのときはこんな感じ(お腹あたりがちょっと軽い)、70kgのときはこんな感じ(お腹あたりがちょっと重い)というふうに、体重の数値と結び付けられて記憶されているのではないか。その記憶中のデータベースを参照することにより、現在の自分の体感を引数として体重が推量される。そんな仕組みではないだろうか。
昨日、今xx.xkgぐらいだなと思ってから、水を500ml程飲んだ。その後体重を測ったら、さっき推定のxx.xkg。つまり0.5kg分外れてしまったわけだが、これも、血中の何かの量についての化学的感覚を出発点として体重を推量しているためと考えれば、説明できるかもしれない。重力感覚と異なり、水を飲んでもこちらの感覚は変わらないわけだから。まあ、単に昨日はいつもより推量の誤差が大きかったのかもしれないが。
こういう研究は、既になされているのだろうか。
Saturday, December 10, 2005
ピーター・バラカン
たまにしかないことだが、土曜日の朝、車を運転する時には、FMでピーター・バラカンのモーニング・サンシャインを聞く。この番組で初めて聞き、好きになった曲は数多い。
今朝は、「音楽がわかる世界地図」という本について、編集した中島ますみさんと語りながら、関連する曲を紹介するという趣向。
世界の楽器の話に絡めてバラカン氏が選んだ曲はどれもよかったが、特に、Ravi ShankarのBangla DhunとRy CooderのYellow Rosesは、CDが欲しくなった。
Ravi Shankarは、コルトレーンが大きな影響を受けたといったことは知っていても、これまでちゃんと聞いたことがなかった。うねうねうねうね旋律が続く。小さな波を繰り返しながらゆるやかな大きな波を形作っていく。これだけなら、音楽はたいていそうじゃないかということになるが、何なのだろう、何かが決定的に違う。音楽学ではどう分析しているのか後で読まねばならないが、一つ言えそうなのは、どうも「小節」という概念はないんじゃないか、ということ。基礎となる単位があってその整数倍が上位の単位になる、という西洋音楽の形式とは違いそうだ。同型を何度も繰り返すのだが、繰り返す回数、従って一つのパターンの長さが、随時違っているのかもしれない。
だからなのだろうか、繰り返しを飽かず聞くうちに16分強という時間が過ぎていた。
Ry Cooderの曲は、彼がスラックキー・ギターを弾いたハワイアン。ここまで緩いのはそんなに知らない程のゆるさだが、だらしなさにつながる緩さとはまた違う。トロピカルなカクテルを飲みながらうつらうつらしたい、でも、着ているアロハシャツはおしゃれに決めたい、というところか。
それにしても、同じRy Cooderが"Stranger than Paradise"も"Buena Vista Social Club"も手がけているというのだから、なんという才人だろう。
そして、Peter Barakanも。いったい、どれだけの音楽を聞いているのだろう、この人は。それも、背景となる時代や地域、ミュージシャンの人物像、前後の音楽との関連を深く理解しながら。
--------------------------------
今日の曲目を確認するためにNHKのサイトを見ていたら、ピーター・バラカンのベスト50というリストがあった。Ry Cooderの“Into The Purple Valley”が31位。わがジャズでは、マイルスが5位、コルトレーンが28位に登場。1位はMuddy Watersの“The Best of Muddy Waters”。(聞いたことなし。)
何万枚というレコードを聞いている人が50枚に絞り、かつ順位をつけるのは、大変な難事なのだろうか、案外簡単なのだろうか。
今朝は、「音楽がわかる世界地図」という本について、編集した中島ますみさんと語りながら、関連する曲を紹介するという趣向。
世界の楽器の話に絡めてバラカン氏が選んだ曲はどれもよかったが、特に、Ravi ShankarのBangla DhunとRy CooderのYellow Rosesは、CDが欲しくなった。
Ravi Shankarは、コルトレーンが大きな影響を受けたといったことは知っていても、これまでちゃんと聞いたことがなかった。うねうねうねうね旋律が続く。小さな波を繰り返しながらゆるやかな大きな波を形作っていく。これだけなら、音楽はたいていそうじゃないかということになるが、何なのだろう、何かが決定的に違う。音楽学ではどう分析しているのか後で読まねばならないが、一つ言えそうなのは、どうも「小節」という概念はないんじゃないか、ということ。基礎となる単位があってその整数倍が上位の単位になる、という西洋音楽の形式とは違いそうだ。同型を何度も繰り返すのだが、繰り返す回数、従って一つのパターンの長さが、随時違っているのかもしれない。
だからなのだろうか、繰り返しを飽かず聞くうちに16分強という時間が過ぎていた。
Ry Cooderの曲は、彼がスラックキー・ギターを弾いたハワイアン。ここまで緩いのはそんなに知らない程のゆるさだが、だらしなさにつながる緩さとはまた違う。トロピカルなカクテルを飲みながらうつらうつらしたい、でも、着ているアロハシャツはおしゃれに決めたい、というところか。
それにしても、同じRy Cooderが"Stranger than Paradise"も"Buena Vista Social Club"も手がけているというのだから、なんという才人だろう。
そして、Peter Barakanも。いったい、どれだけの音楽を聞いているのだろう、この人は。それも、背景となる時代や地域、ミュージシャンの人物像、前後の音楽との関連を深く理解しながら。
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今日の曲目を確認するためにNHKのサイトを見ていたら、ピーター・バラカンのベスト50というリストがあった。Ry Cooderの“Into The Purple Valley”が31位。わがジャズでは、マイルスが5位、コルトレーンが28位に登場。1位はMuddy Watersの“The Best of Muddy Waters”。(聞いたことなし。)
何万枚というレコードを聞いている人が50枚に絞り、かつ順位をつけるのは、大変な難事なのだろうか、案外簡単なのだろうか。
Wednesday, December 07, 2005
松下の対応を評価する>>取り消し
石油温風器による事故に対する松下電器の対応には感心した。
中毒事故を何度も起こし、死者も2名出てしまったという大変な事故だから、当然といえば当然なのだろうが、ここまで徹底することはなかなかできないのではないか。
商品の買取自体が異例らしいが、これは購入者からすれば最低限だろう。
それ以外の、CMを注意呼び掛けに切り替える、町内会の回覧板でも呼びかける、石油の小売をしている燃料商を通じて情報を集める、こういう対応を聞くと、考えられるあらゆることをしようとしているなと思う。事故についての会社の悔い、無念、申し訳なさが伝わってくる。担当役員の「草の根を掻き分けてでも」という言葉にも、この会社が人の心を持っていると感じる。
経常利益2500億円の松下だからこそできる対応という面もあるが、姿勢としては多くの企業の模範になると思う。
-------------------------------------------
上記の記事を取り消します。企業というものを見る目が甘かったようです。
松下の言い分もあるようなので、保留にしてもいいのでしょうが、疑いを否定できない以上、取り消し。
cf.
温風機中毒の公表前、松下が部品を無償交換
2005.12.12
中毒事故を何度も起こし、死者も2名出てしまったという大変な事故だから、当然といえば当然なのだろうが、ここまで徹底することはなかなかできないのではないか。
商品の買取自体が異例らしいが、これは購入者からすれば最低限だろう。
それ以外の、CMを注意呼び掛けに切り替える、町内会の回覧板でも呼びかける、石油の小売をしている燃料商を通じて情報を集める、こういう対応を聞くと、考えられるあらゆることをしようとしているなと思う。事故についての会社の悔い、無念、申し訳なさが伝わってくる。担当役員の「草の根を掻き分けてでも」という言葉にも、この会社が人の心を持っていると感じる。
経常利益2500億円の松下だからこそできる対応という面もあるが、姿勢としては多くの企業の模範になると思う。
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上記の記事を取り消します。企業というものを見る目が甘かったようです。
松下の言い分もあるようなので、保留にしてもいいのでしょうが、疑いを否定できない以上、取り消し。
cf.
温風機中毒の公表前、松下が部品を無償交換
2005.12.12
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