Monday, January 30, 2006

赤垣屋

丸の内の東京ビル地下1階にある立呑屋。
オープンして2ヶ月半と新しく、また、場所柄、立呑屋としてはなかなか上品な店。
長いカウンターのみ、椅子なし。ケースの中の小鉢に色々な肴。焼き物は目の前で焼いてくれる。
日本酒、焼酎、ワインはもちろん、シャンパンまである。
大阪では有名な店らしい。「2度づけお断り」の揚げ物用ソースなど、大阪風か。

土曜日の3時過ぎという中途半端な時間だったから、客はぽつぽつ。
女性店長、男性の研修生と少し話しながら、芋焼酎2種をお湯割りで飲んだ。
きちんとした、かつ、肩の凝らない対応。
焼き鳥2串、なまこポン酢等を食す。みな旨い。
飲み仲間を誘ってまた来よう。

このビルに入っている飲食店は、値段も手頃で、サラリーマンには有難い店ばかりの感。
丸ビルやOZONEとの棲み分けは十分できそう。

Friday, January 27, 2006

ライブドア

解説を聞いている限りでは、ライブドアが株価を上げるためにやったことの多くは違法であるように思うが、確信があるわけではない。裁判で弁護団がどういう論理を展開するのか見ものだ。

それにしても、仮に違法でないと認められるものがあるとしても、法の抜け穴を使ったということにはなるのだろう。
俄かトレーダーとしては、ライブドア株を買ってなくてよかったというところだ。違法ないし違法ぎりぎりで儲けを企む会社に便乗しようとしていたら、自分が情けなかったろう。もちろん、金銭的損失のショックも甚大だろうが。

実は、ちらっと考えたことがないわけではないのだが、情報を調べるところまでもいかなかった。理由がある。
2年ぐらい前に、ライブドアがポータルサイトとして作っているページを見て、なんだこれは、何の新しさもないじゃないかと思った。その印象が残っていたのだ。
その頃に比べると、最近は随分充実していることも知っていた。前にこのブログに書いたように、マップは立派だし、wikiが使えるのも大したものだ。
ただ、これらも、よそで開発された技術を導入したもので、ライブドアの独創ではない。資金があるとサイトもよくなるんだなとは思ったが、2年前の印象を払拭するほどの評価にはなっていなかった。

現時点での売り上げや利益の水準から見て株価が非常に高い企業というのは、いくらでもある。グーグルなどその典型だろうし、アマゾンもヤフーもソフトバンクもそうだ。ただ、これらの企業には、将来性を期待させるだけのものがある。グーグルだったら、何年も世界のトップを走っている検索技術、巨大なコンピュータ資産、綺羅星のごとき技術者たち、というように。
ライブドアには、期待の根拠となるものがなかった。今回の事件まで、時価総額がいくらかも知らなかったが、どう考えても現在価値にも将来価値にも見合わない。

インターネットはかなり使っているから、ライブドアについては勘が働いたが、知識のない業種の企業だったら、値動きだけで買っていたかもしれない。いい反省の材料になった。

Thursday, January 26, 2006

バッハ「フーガ ロ短調 BWV579」

FMでこの曲を聞きながら、こういう曲こそ一番バッハらしいのかもしれないと思った。

大曲のように全体構成を考える必要もなく、主題もコレルリのものだから、バッハは主題をフーガにすることだけに専念できたわけだ。音楽家が職人から芸術家になる過渡期に生きたバッハは、史上最高のフーガ作曲技術者だったとも言える。他の者にとっては困難であろう和声進行に呻吟することもなく、ゆとりを持って音楽性を追求し得た、そして生まれたのがこの澄み切った佳曲なのではないだろうか。

偉大な西洋音楽ベスト3を選べと言われたら迷わずマタイをその中に入れるが、バッハの好きな曲ベスト10と言われたら、コラール・プレリュードなどとともに、このような曲も入れてみたい。

Wednesday, January 25, 2006

マネー・ゲーム

暮れの休みにデイ・トレーディングを試みた。正直に言って、面白い。実に面白い。

20年以上前に少しだけ株を買ったことがあるが(結果は急落、塩漬け)、当時とは取引環境がまるで違う。ネット証券会社のページにつなぐと、日足どころか分足のグラフが出ているし、何円に何株の売り(買い)注文有りということもすぐ分かる。その会社の業績とか財務のデータもワンクリックで見られる。自分なりの基準で候補をしぼっていく作業も、四季報のページを何度も繰ることなく、指標項目を選んでデータを設定すれば一瞬にしてフィルタリングの結果が示される。
手数料が非常に安くなったことも大きい。一日のうちに何度売買しようと合計約定額が100万円未満なら1000円もかからない。

こうなると、少し試してみるかという気にもなる。乏しいのは資金だが、皮算用をすると、2日に1%の割合で利益を出せば、年間100回複利で回して約2.7倍!10年で2万倍!!100万円が200億円になる。
いくらなんでもそんなにうまく行くわけないと一応考えるが、気分はかなりハイ。9時の始値を確認するとやもたてもいられず3銘柄に指値で買い注文。現在の株価で注文したからすぐ約定。ここからが忙しい。銘柄を切り替えながら「情報更新」ボタンをひたすらクリックして値動きをチェック。全体の動きも重要と俄か勉強をしたので、日経平均も合間に確認。ビギナーズラックというのはあるもので、30分足らずで1銘柄は約2%値上がり。もっといけそうな気もしてくるが、いやいやここで欲張らず決めたとおりに行動するのがビリオネアへの道だと自分に言い聞かせ、売り注文。別の1銘柄は損切予定ラインを間もなく下回ってしまいこれも売り。売ると数秒後にはもう購入資金に使えるので、急いで候補を探して買ったが、また下がり始めた。ここで早くも決断が揺らぐ。損切ラインを越えても売るべきじゃない、この株は絶対上がる、下がったら逆に買うべきだという声が頭の中から聞こえてくる。しかし、資金が足りない。結局、ネット銀行から不足分を入金(これもあっという間にできてしまう)し、追加で買った。確かナンピン買いとかいったはずだが、この方針変更がたまたま当たり、後場で上げて、無事売り抜けた。
結局、1日で、損得合わせて居酒屋の飲み代ぐらいは稼いでしまった。

戦果に大いに満足しつつも、どうもこれは変だという思いが徐々に頭をもたげ始めた。そもそも、こんなにPCの前に貼り付いて目を凝らしていたら体がもたない。会社をやめ、これで生活している人もいるというが、数字だけ操作して所得を得るなんて、まともな仕事とは思えない。
株式売買は成長力のある企業の資本を増強することによって経済成長に貢献することなのだという類の言説は到る所にあるが、これは、そんなものではない。少なくともデイ・トレーディングは単純にギャンブルだ。ギャンブルといってまずければマネー・ゲームだ。
業績やら財務やら経済っぽいことを色々調べているから、何かギャンブルより真っ当なことのように思いそうになったが、そんなことはない。仮に競馬が2時間かかるレースで、走ってる間に馬券を売買できるとしたら、そっくりのゲームになるだろう。事前に調べるのが企業情報かサラブレッドの系統かの違いがあるだけだ。

と整理がつき、やめたかというと、そうはいかないのがゲームの魔力。デイ・トレーディングこそ時間がないから無理だが、ウィークリーでは何度か動かす。ライブドアショックは一時的、日本経済はファンダメンタルズが強いから必ず短期間で回復するとおまじないを唱えていたら、実際上向いてきてにんまりている。
まあ、ビリオネアは200%無理、あてにならない年金を自力で補うのも99%無理で、たまに昼食代が出れば上出来だということは、短期間にしっかり叩き込まれたけれど。
 
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