Saturday, December 10, 2005

ピーター・バラカン

たまにしかないことだが、土曜日の朝、車を運転する時には、FMでピーター・バラカンのモーニング・サンシャインを聞く。この番組で初めて聞き、好きになった曲は数多い。

今朝は、「音楽がわかる世界地図」という本について、編集した中島ますみさんと語りながら、関連する曲を紹介するという趣向。
世界の楽器の話に絡めてバラカン氏が選んだ曲はどれもよかったが、特に、Ravi ShankarのBangla DhunとRy CooderのYellow Rosesは、CDが欲しくなった。

Ravi Shankarは、コルトレーンが大きな影響を受けたといったことは知っていても、これまでちゃんと聞いたことがなかった。うねうねうねうね旋律が続く。小さな波を繰り返しながらゆるやかな大きな波を形作っていく。これだけなら、音楽はたいていそうじゃないかということになるが、何なのだろう、何かが決定的に違う。音楽学ではどう分析しているのか後で読まねばならないが、一つ言えそうなのは、どうも「小節」という概念はないんじゃないか、ということ。基礎となる単位があってその整数倍が上位の単位になる、という西洋音楽の形式とは違いそうだ。同型を何度も繰り返すのだが、繰り返す回数、従って一つのパターンの長さが、随時違っているのかもしれない。
だからなのだろうか、繰り返しを飽かず聞くうちに16分強という時間が過ぎていた。

Ry Cooderの曲は、彼がスラックキー・ギターを弾いたハワイアン。ここまで緩いのはそんなに知らない程のゆるさだが、だらしなさにつながる緩さとはまた違う。トロピカルなカクテルを飲みながらうつらうつらしたい、でも、着ているアロハシャツはおしゃれに決めたい、というところか。
それにしても、同じRy Cooderが"Stranger than Paradise"も"Buena Vista Social Club"も手がけているというのだから、なんという才人だろう。

そして、Peter Barakanも。いったい、どれだけの音楽を聞いているのだろう、この人は。それも、背景となる時代や地域、ミュージシャンの人物像、前後の音楽との関連を深く理解しながら。

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今日の曲目を確認するためにNHKのサイトを見ていたら、ピーター・バラカンのベスト50というリストがあった。Ry Cooderの“Into The Purple Valley”が31位。わがジャズでは、マイルスが5位、コルトレーンが28位に登場。1位はMuddy Watersの“The Best of Muddy Waters”。(聞いたことなし。)
何万枚というレコードを聞いている人が50枚に絞り、かつ順位をつけるのは、大変な難事なのだろうか、案外簡単なのだろうか。

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