解説を聞いている限りでは、ライブドアが株価を上げるためにやったことの多くは違法であるように思うが、確信があるわけではない。裁判で弁護団がどういう論理を展開するのか見ものだ。
それにしても、仮に違法でないと認められるものがあるとしても、法の抜け穴を使ったということにはなるのだろう。
俄かトレーダーとしては、ライブドア株を買ってなくてよかったというところだ。違法ないし違法ぎりぎりで儲けを企む会社に便乗しようとしていたら、自分が情けなかったろう。もちろん、金銭的損失のショックも甚大だろうが。
実は、ちらっと考えたことがないわけではないのだが、情報を調べるところまでもいかなかった。理由がある。
2年ぐらい前に、ライブドアがポータルサイトとして作っているページを見て、なんだこれは、何の新しさもないじゃないかと思った。その印象が残っていたのだ。
その頃に比べると、最近は随分充実していることも知っていた。前にこのブログに書いたように、マップは立派だし、wikiが使えるのも大したものだ。
ただ、これらも、よそで開発された技術を導入したもので、ライブドアの独創ではない。資金があるとサイトもよくなるんだなとは思ったが、2年前の印象を払拭するほどの評価にはなっていなかった。
現時点での売り上げや利益の水準から見て株価が非常に高い企業というのは、いくらでもある。グーグルなどその典型だろうし、アマゾンもヤフーもソフトバンクもそうだ。ただ、これらの企業には、将来性を期待させるだけのものがある。グーグルだったら、何年も世界のトップを走っている検索技術、巨大なコンピュータ資産、綺羅星のごとき技術者たち、というように。
ライブドアには、期待の根拠となるものがなかった。今回の事件まで、時価総額がいくらかも知らなかったが、どう考えても現在価値にも将来価値にも見合わない。
インターネットはかなり使っているから、ライブドアについては勘が働いたが、知識のない業種の企業だったら、値動きだけで買っていたかもしれない。いい反省の材料になった。
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