ふだんは朝のニュースぐらいしかテレビを見ないのだが、昨日は珍しく合計3時間以上見た。
1 日曜美術館
パティシエの辻口博啓氏に長谷川等伯「松林図」を語らせるという趣向。パティシエならではだなと思ったところは特段なかったが、七尾出身ならではの見方があり、そこは斬新だった。
あの松林は、海から見たものに違いないというのだ。テレビカメラは、現在の七尾の防風林を船から撮してみせたが、なるほどと思えた。若き等伯が京都に上る時、荒れた海から見た強風に耐える松林だというのが辻口解釈。長男を亡くした等伯が、悲しみのどん底で、自分の原点である郷里の松林を、苦難に耐えてさらに進もうという思いで描いたというのだ。辻口氏自身の若い頃の苦労をそこに重ね合わせて。
等伯の心理は分からないが、今までぼくは松林図をどちらかというと静的なものとして見てきたので、動的なものと見る視点は新鮮だった。
2 大阪国際女子マラソン
15キロあたりから折り返したあたりまでしか見ていない。初めてのフルマラソンでこんなに飛ばして、福士は途中でダウンするんじゃないだろうかと思ったが、あとでニュースで見ると、転びながらのゴールイン。
結果からすれば、無謀な走りだった。でも、無謀な挑戦によって切り開かれる地平も間違いなくある。挑戦することを選んだ福士に拍手。
3 大相撲初場所千秋楽
これより三役のみ視聴。というか、結びを見たかったわけだが。
がっぷり四つの力相撲。朝青龍が吊りきれずわずかに力が抜けたところを白鵬の目の醒めるような上手投げ。相撲はこうでなくっちゃ。観客も協会もみんなハッピーでした。
4 大河ドラマ「篤姫」
主役がのびのびやっていて気持ちがいい。高橋英樹の島津斉彬ははまりすぎ。この人、お殿様以外だったらどうするんだろう。
一杯やりながら気楽に見て、ちょっぴり歴史も勉強できるこういう番組も、悪くないな。題材が大河向きじゃない(つまり、史実としてのエピソードが少ない)と、途中だらけてしまうけど、今回は幕末だからその心配はないでしょう。
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