先日の新聞広告によると、渡辺淳一の「愛の流刑地」が単行本になったらしい。
連載中にこのblogに書いたとおり、あの小説は駄作だと思っているが、単行本は結構売れるのではないか。広告効果もあるだろうし、一気に読めば案外、そこそこ面白いような気もする。
400日を越える期間、毎日少しずつ読むものとしては中身があまりに薄っぺらだが、短時間で読む分にはまあ適当な娯楽作品かもしれない。意外な展開も少しはあるし、エロティックな場面は多いし(というより、そればかりだが)。
濃さばかりを評価するのは、了見が狭いのだろう。
中身が薄いのだから思い切り圧縮して、例えば要約を400字に纏めても元のものと同じ楽しみを提供できるかというと、そうはいかないのだろう。あの形を崩しては、娯楽性を損なうということはあり得る。渡辺先生が自分の作品は大したものなのだと自慢できるとしたら、その点か。
圧縮の最たるものは作品名であるとも言える。「愛の流刑地」。5字で内容を表せという問題の答としては、なかなかのものだ。普通の作家では恥ずかしくてつけそうもないタイトルだから、ユニークということになる。ビジネスセンスがある。
気になるのは、「の」。この「の」の意味は何なのだろう。英語では何と言うのだろうか。考えるとどうもよく分からないのだが、一読したときにはなんとなく分かった気がしてしまう。この辺も、今風ではある。
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1 comment:
商品でも、売れるかどうかはネーミングにかかっている部分がありますね。ブログも、巧い題名をつけたほうがより多くの人に読んでもらえるのでしょうね。
「愛の流刑地」の広告が新聞に出たのを見て、びっくり、がっくりでした。あの小説はひどかった。それに、林真理子はまあいいとしても、草刈民代さんと堀田力さんが推薦文を書いてるのはちょっとショック!推薦文を書くのもお付き合い?
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