Monday, October 17, 2005

iTunes

iPodはまだ持っていないが、iTunesの利用を始めてしまった。
(「しまった」という背景には、大変なことにはまってしまった、いやはや、という思いがもちろんある。)

もともと、気に入った曲を色々な歌、演奏で聴きくらべるのが好きで、例えば、20人が歌う"Yesterdays"とか、"Song is you"の演奏10通り、などというCDを自分用に作ってみたいと思っていた。そのために、大きなCDショップでジャズ・ヴォーカルの棚を片っ端見、"Yesterdays"1曲が入っていれば他の曲は何であれ買う、なんてこともかつてはした(ほんの数枚だが)。
今でこそ、Amazonなどで曲名検索をすれば、それが入っているCDがある程度見つかるから、だいぶ楽にはなったが、コストがかかるのは変わらない。1曲のために2500円!
それが、iTunesでは1曲単位で買えるのだから、検索結果を見てついにやにやしてしまう。

しかし。Appleの罠は巧緻であった。1曲買いするつもりでいても、なかなかそうは卸してくれない。検索結果には、アルバム名も当然出る。元々嫌いなわけじゃないのだから、つい、そのアルバムの内容を見る。各曲30秒だけ無料で聞けるという有難い(困った)サービスがあるから、どうしたって全部聞いてしまう。すると、目的の曲以外にも、1、2曲はいい曲がある。それだけ買えばいいかというと、アルバム単位で買わないとダウンロードできないボーナストラックまであり、悩んだあげく、結局はアルバムごとダウンロードしてしまうのだ。

わが身をもって実証したマーケティングの法則。コストの高さによって抑え付けられていた欲望は、コストが低くなったと感じれば堰を切る。仮に、結果的には以前と変わらぬコストがかかったとしても。

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