Saturday, May 28, 2005

ネットサイエンス・インタビュー・メール

新スポンサーの方針により、突然、配信停止だという。
「次号から産総研の何某氏」という予告まで出していた編集人の森山和道氏にとって、こんなに悔しいことはあるまい。
特に興味のあるテーマのときちょっと読む程度の読者ではあったが、これだけのメルマガはそうはないと断言できる。最先端の科学者が何を考えているのか、論文では恐らく何も理解できないだろうが、このメルマガでは、ぼくのような門外漢にも多少は分かった。編集人の知的蓄積、相手から言葉を引き出す力、並大抵のものではない。

有料メルマガとして復刊を期しているとのこと。
確かに、誰かが経済的に支えなければ続けられないのだから、企業スポンサーが外れれば、有料しかないのだろう。便益を得る読者がコストを負担するのは当然といえば当然だ。
予告されている購読料月315円は、情報の価値に比して非常に安いとは思う。しかし、タダだから読んでいた読者の多くはこれでも離れてしまうのではないか。貧乏学生や全く異分野の人など。そういう読者の中にも、このメルマガで刺激を得、自分がこれから進む分野や、一見全く別の領域での新たな発想を生み出したろう者はいたはず。

直接的利用者に全て負担させるのでは、将来生み出されたかもしれない社会的に有用なものを失う恐れがある。(だから大学教員等の給与は国家が相当程度負担するのだろう。)
広告付きメルマガとかウェブサイトというのは、なかなかうまい方法だと思うが、企業が厳密に費用と収益を計算すると割りに合わないことも多いだろう。
知的財産の生産・流通にかかる費用負担をどう社会の中で分担すべきか。簡単な問題ではない。

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