音楽がどのように聞こえるかは、聞き手側の気持ちのありようによって全く違う。
ふだんは、深い悲しみが基底に流れながらも微かな甘酸っぱささえ感じるビリーのこの曲が、これまでで最も悲しい歌に聞こえることさえあるのだ。
スウィングという名の一見明るいヴェールの部分など全くないもののように、包まれていた筈の悲しみのみがこちらに到達し、押し殺していたはずの感情を共振させ、増幅させる。
(歌い手がエラだったら、こうはならないとは思う。)
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