Wednesday, November 14, 2001

*USJ

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを少しだけ覗いてきた。アトラクションを見ていないので、一面のみの感想。

音響というか、音場の作り方が実にうまい。映画製作のノウハウが生きてると思った。いたるところにスピーカーがあって、マルチチャンネルで立体的な音響空間を作っている。
スピーカーは、地面設置のものは目立たないようにしてある。地上3、4mの高さのものははっきりそれとわかるのだが、景観に溶け込むよう色々工夫している。

街並みの作り方。細かく手間をかける部分と、手を抜く部分のバランスがうまい。ショウウィンドウのディスプレイ、交通標識、電柱の迷い犬探しの・#124;スターなどは、・#124;が細かくてニヤッとさせる。一方で、石畳の処理などはあっさりセメントでつないだり。

何に金をかけることがペイするのか知っているのだろう。

ジュラシックパーク脇のレストランで食事をした。空間は、南太平洋リゾート風に恐竜の味付け。実際のリゾート地のレストランよりチープな作りだが、壁の恐竜のレリーフや、中央の恐竜の化石模型のおかげで、なかなか面白い場になっている。食べ物は特段変わっているわけでもなく、カレーだったり、タンタン麺だったりなのだが、ここで食べたということ自体が、楽しい思い出になり得る。
ちなみに、ぼくの食べたのは「ステラノ丼」という名のキムチ入りチャーハン。
セルフサービスだし、皿もフォークもプラスチック。考えてみれば、コストは上手に下げつつ、それなりの価格だ。それで満足してしまうのが、思い出効果ということだろう。思い出を作る費用として喜んで払っているわけだ。

テーマパーク自体が、思い出づくりビジネスとも言える。ありふれた菓子もテーマパークのロゴや絵を入れただけで飛ぶように売れる。それは、家に帰って、あるいは職場で、その菓子を囲みながら思い出を語り合えるからだ。菓子にテーマパークの情報が付加されているから売れる。

経営的には、菓子の製造に金をかけて品質を上げ高く売るよりも、付加する情報に金をかけた方が長期的には利益があがる。菓子に付加される情報は、テーマパークという装置がもたらすものであり、そのための費用は固定費だからだ(時々の更新はするにしても)。

当然ながら、この装置の制作費はべらぼうに高額であり、大資本でなくては投資不可能だ。

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